梅雨時期は外に洗濯物を干せないため、部屋干しをすることが増えます。そんな時、気になるのが洗濯物の生乾き臭です。洗ったばかりの衣服やタオルにこの不快な臭いがついてしまうと、気分も沈んでしまいます。今回は、生乾き臭を消す方法として次の点に焦点を当てて解説します。
- 生乾きの臭いをどのように消せばいいのか?
- 洗剤だけで臭いは取れないのか?
- 柔軟剤の香りで臭いを覆い隠すのは有効か?
洗濯物の生乾き臭を解消する方法
洗濯後に残る不快な生乾きの臭いを取り除くために有効な方法を3つ紹介します。
- 酸素系漂白剤を使用しての除菌
- 重曹を使った消臭
- アイロンを使って高温での除菌
これらの方法について、具体的にどのように行うかを詳しく説明します。
生乾きの臭いを取る方法①:酸素系漂白剤の活用
生乾きの臭いがついた洗濯物は、適切な方法で漂白することで臭いを消すことができます。
酸素系漂白剤を使った消臭法
- 最初に通常の洗剤で洗濯をし、皮脂汚れをしっかり落とします。
- 次に、約50度のお湯に粉末タイプの酸素系漂白剤を適量加え、洗濯物を1時間程度浸します(できればお湯が冷めるまで長めに)。
- つけ置き後、もう一度通常通り洗濯をして終了です。
ここで注意したいのは、消臭効果が高い粉末タイプの酸素系漂白剤を使用すること、そして誤って塩素系漂白剤を使用しないように注意することです。塩素系を使うと色落ちのリスクがあります。
酸素系漂白剤での臭い消しのコツ
- 50度のお湯を使用する: 50度程度の熱いお湯で漂白剤と一緒につけ置きします。温度計がない場合は、手で触れて熱さを感じる程度が目安です。
- 漂白剤の量: 臭いが思うように取れない場合、漂白剤の量が不足している可能性があります。通常の洗濯ではなく、染み抜き量で使用してみてください。
- つけ置き時間と方法: つけ置きは最低でも1時間を目安にし、衣類が水面に浮かないように重しを使用して全体がしっかりと浸かるようにします。
これらのポイントに注意しながら漂白剤を使えば、生乾きの臭いを効果的に除去できます。
生乾きの洗濯物から臭いを取り除く方法②重曹の活用
重曹は掃除に非常に便利なアイテムです。重曹を利用して、洗濯物の生乾きの臭いを解消する方法を紹介します。
ただし、重曹だけでは生乾きの臭いを完全には消せません。そのため、先に説明した酸素系漂白剤を補強する形で使うことをおすすめします。
使用方法は簡単で、浸け置き中の洗濯物に重曹を少量振りかけるだけ。
重曹は石けんカスなど、雑菌の餌となる残留物も分解し、消臭効果を高めてくれます。
生乾きの洗濯物の臭い対策③高温アイロンを活用
部分的に乾いた洗濯物にアイロンをかけ、再び干す方法も効果的です。
これにより、生乾き特有の嫌な臭いが大幅に減少します。
ただし、毎日大量の洗濯物がある家庭では、この方法はあまり現実的ではありません。
すべての洗濯物にアイロンをかけるとなると、とても手間がかかります。
しかし、洗濯物の量が少なければ、非常に効果的な方法となるでしょう。
生乾きの洗濯物から臭いを取り除く方法
生乾きの臭いは通常の洗濯ではなかなか落ちないことが多いですね。部屋干し専用の洗剤を使っても、臭いが残ることがあります。
この臭いは、汗や皮脂の汚れが雑菌によって分解された結果生じる成分が原因ですので、洗濯だけでは簡単には消えません。
ですから、以前紹介した「洗濯後に漂白剤でつけ置き、再度洗濯」というステップが効果的だと言えます。
生乾きの臭いに柔軟剤は有効か?
市場には良い香りの強い柔軟剤がたくさんあります。これらを使用すれば、生乾きの嫌な臭いを隠せるのではないかと思います。
確かに、柔軟剤の良い香りで臭いをごまかすことは可能ですが、臭いの原因となる成分は洗濯物に残り続けます。時間が経つと、その嫌な臭いが再び顔を出すこともあります。香りと混じり合って奇妙な香りがすることも。
これは個人差があるので、気にならない人には効果的な対策かもしれません。しかし、より確実に臭いを消したい場合は、しっかりと原因を取り除いてから柔軟剤を使用するのが最適です。
生乾き臭を消す方法のまとめ
洗濯物につく生乾きの嫌な臭いを消すための様々な方法を見てきました。
臭いを予防することが最良ですが、すでに臭いがついてしまった場合の対策として参考にしていただければ幸いです。