子供の靴の臭い対策!玄関を清潔に保つ方法

掃除・洗濯

家には6歳の娘と3歳の息子がおり、娘はこの春から小学生になりました。娘の靴からは、時に強烈な臭いが発生しています。気温が上がるにつれて、その臭いは強まり、靴を脱ぐとすぐに玄関中に広がってしまいます。一方で、息子の靴はほとんど臭いません。兄弟でこんなにも違うのかと驚いています。

娘の靴の臭いに悩まされて以来、彼女が学校に通い始めた頃からは、定期的に洗剤でつけ置きし、入念に洗っています。しかしその臭いが完全には消えてくれません。小学生になり友達との付き合いも増えた娘ですが、友達の家で靴の臭いが原因でいじめにつながらないか心配しています。

この記事では、子供の靴の臭いに困っている親御さん向けに、以下の点に焦点を当てて説明します。

  • 子供の靴が臭くなる原因とは?
  • 洗っても臭いが消えないのはなぜ?
  • 効果的な靴の洗い方で臭いを徹底除去

子供の靴から漂う異臭への対策

息子が3歳の頃、初めて靴から異臭がすることに気付きました。玄関に腐敗した何かがあるのではないかと錯覚するほどの強烈な臭いでした。その臭いは生臭く、酸っぱく、何とも言えず香ばしいものでした。

当時は毎日靴を履いて外出することも少なく、見た目に汚れがあるわけではなかったため、しばらく洗うことはありませんでした。しかし、洗うことで臭いは消え、「靴を洗っていなかったから」と思っていました。だが、保育園に通い始めると毎日靴を履くようになり、洗っていないだけが原因ではないことが明らかになりました。

子供の靴の臭いの原因は何?

私たち夫婦は、自身の手足から多くの汗をかくことが特徴です。特に足のひらはすぐに湿ってしまい、家の中を歩くと足の裏に紙がくっつくことも。この特性は娘にも引き継がれ、彼女の足も常に湿っている状態です。

足の汗が靴の臭いの原因?

子供の頃の私自身も足汗が多く、そのせいで上履きなどがすぐに黒ずんでいました。娘の靴の内部も、同じようにすぐに黒くなってしまいます。息子は足汗が少なく、彼の靴にはそうした変化は見られません。

足汗が靴の臭いを引き起こしているのではないかと思いますが、実際には雑菌の増殖が主な原因です。これらの菌は汗を栄養源として使用し、その結果として臭いが発生します。

靴の中は臭い菌が増えやすい環境

靴の中で臭い菌が増えるプロセスは次のように進みます。

靴の臭いが発生するまでの流れ

  1. 歩行時に足の裏が汗をかく。
  2. 中敷きがその汗を吸収。
  3. 足汗で靴の内部が蒸れる。
  4. 高温多湿を好む臭い菌が増殖。
  5. 結果として靴から異臭が発生。

普通の人でも靴を履いて活動すると足は汗をかきますが、「油足」の場合は特に汗の量が多く、靴の中が臭い菌の理想的な環境になってしまいます。油足の人の靴は脱いだ後もすぐに乾かないため、その間に臭い菌が増殖しやすく、結果として強烈な臭いが発生してしまうのです。

子供の靴の強烈な臭いを取り除く洗い方

小学校に通い始めた子供の靴は、下駄箱での嫌な臭いが気になることがあります。そのため、子供が不快な思いをしないよう、靴をこまめに洗うことを心掛けています。

しかし、暖かい季節になるにつれて、靴の臭いが強くなる傾向があります。見た目は綺麗になっても、すぐに臭いが戻ってしまうのが悩みのタネです。

靴が清潔に見えても臭いが消えない理由

温かくなると、汗を多くかくため、靴の中敷きがすぐに汚れてしまいます。そのため、頻繁に靴を洗う必要がありますが、見た目上の汚れは落ちても、臭いの根本原因である「臭い菌」が残ってしまうことがあります。

汗や湿気が菌の増殖に適した環境を提供してしまうため、靴を洗っても臭いがすぐに戻ってしまうのです。

子供の靴の臭い菌を効果的に除去する方法

以前にも触れた通り、靴の不快な臭いの主な原因は汗によって増えた臭い菌です。この臭いを根本から解消するには、臭い菌をしっかりと除菌する必要があります。

一般的な除菌スプレーも有効ですが、ここでは靴の隅々まで除菌できる、より強力な方法を2つご紹介します。

重曹での除菌方法

重曹(炭酸水素ナトリウム)は、その強力な除菌効果で知られています。使用方法はとても簡単です。

洗う前の子供の靴を、ぬるま湯を入れたバケツに、大さじ1杯の重曹を溶かして入れます。この溶液に靴を30分から1時間浸けておくことで、臭い菌を効果的に殺菌できます。

その後、いつもどおり靴を洗うだけで、菌がしっかりと除去されます。

ミョウバンを使用した殺菌方法

ミョウバンは昔から様々な用途で利用されてきた天然の物質です。漬物の色付けや、アトピーなどの皮膚疾患に効果があるとされる温泉成分としても知られています。

特に大分県の別府市にあるミョウバン温泉は有名です。ミョウバンは、その安全性と多用途性で今も多くの場面で活用されており、消臭や殺菌にも効果的です。

ミョウバンの三大特性

・収斂作用 ミョウバンにはタンパク質を収縮させる収斂作用があります。この作用により、肌を引き締めてバリア機能を強化し、美容面での利用では滑らかで細かい肌質を実現する効果があります。

・殺菌作用 ミョウバンは水に溶かすと酸性になり、その性質を利用して臭いの原因となる菌の殺菌や増殖抑制が期待できます。

制汗作用 ミョウバンは自然の制汗剤としても機能します。例えば、大分県別府のミョウバン温泉に浸かると、その制汗作用により爽快な感覚を得られるのです。

これらの特性を活かして、靴の中の臭い菌を除去するためにはミョウバン水の調製が必要です。

ミョウバン水の調製方法

  1. ペットボトルに水を満たします。
  2. 焼きミョウバンを細かく砕き、ペットボトルに加えます。
  3. フタをしっかり閉めて、よく振って混ぜ合わせます。
  4. 1日から3日間置いておき、液体が透明になるまで待ちます。
  5. 透明になったらミョウバン水の完成です。

完成したミョウバン水は冷蔵庫で保存し、1ヶ月程度持ちますが、使用感に変化が見られたり、濁りが出たら新しいミョウバン水を作り替えましょう。

そして、このミョウバン水を使用して靴の除菌を行います。バケツにぬるま湯とミョウバン水50cc(大さじ4~5杯程度)を入れ、靴を一晩浸けておきます。その後、通常通り靴を洗い、天日で乾燥させれば、靴からの臭いを効果的に除去できます。

臭い菌の増殖を防ぐ日常の対策

除菌を行った靴は臭いがなくなり、快適に使えるようになります。さらに、靴の中を常に乾燥させることが、臭い菌の繁殖を抑える上で重要です。

靴の乾燥を保つ方法

  • 日ごろから同じ靴を続けて履かず、2~3足をローテーションさせる。
  • 履いた後の靴は、玄関や靴箱ではなく風通しの良い場所に置く。
  • 晴れた日は太陽の光を利用して自然乾燥と同時に殺菌する。

子供の靴の強烈な臭いを解消する洗い方

特に夏場、子供の靴の臭いが気になることが多くなります。子供が友達の家で気軽に遊ぶことができるように、また、他の子から靴が臭いと言われることがないように、適切な洗い方と日常のケアを心がけることが大切です。これにより、子供たちが外で思い切り楽しめる環境を支えましょう。

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